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経常利益は37・8%増の197億8900万円 トライアルホールディングス
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週刊経済2024年10月9日発行号
売上高は9・9%増
スーパーセンターなどを中核として展開する㈱トライアルホールディングス(福岡市東区多の津1丁目、亀田晃一社長)の2024年6月期連結決算は、売上高が前年同期比9・9%増の7179億4800万円、経常利益は同37・8%増の197億8900万円の増収増益だった。
事業別では流通小売事業において、食品がけん引したことに加えて総菜の支持率が上昇したことで既存店売上高が好調に推移。新規出店についてはスーパーセンター7店、smart型店舗を4店、小型店を30店出店した一方、8店を閉店したことで、合計318店となった。売上高は7149億2100万円、セグメント利益は218億8700万円。リテールAI事業では店舗オペレーションの省力化など目指したリテールテクノロジーの開発および面の拡大のための投資を実施。決済時にレジに並ぶ必要のないSkipCartの導入推進によって赤字幅縮小の兆しが見えつつあり、売上高は9億1800万円、セグメント損失は5億2000万円となった。その他の事業の不動産・リゾート事業では訪日外国人観光客の増加によって宮若市や大分県玖珠郡九重町など運営している旅館などに回復兆候があり、売上高は19億7600万円、セグメント損失は1600万円。
今期は27店の新規出店、28店の既存店改装を計画しており、売上高は12・7%増の8088億6600万円、経常利益は20・3%増の238億1000万円を見込んでいる。