来年１月に市営・コガバスを新宮中央駅に延伸　古賀市

Tag:

週刊経済2024年10月2日発行号

１０月に新宮隣接の小竹地区に乗り入れ

古賀市（田辺一城社長）は、来年１月から市営・コガバスを新宮中央駅に延伸する。市営バスが市境を越えて運行するのは全国でも珍しいケースとされている。
西鉄の基幹路線を補完する目的で運行されているコガバスは現在、ＪＲ古賀駅から市役所をはじめとする市の各施設を経由し、青柳地区にある市の農産物や特産物を販売するコスモス館を運行しているが、新宮町に隣接する小竹（おだけ）地区から新宮中央駅への延伸を希望する声が大きかったことを受け、同駅への延伸を実現させた。第１段階として、コスモス館から小竹地区まで路線を伸ばし、１０月１日から新宮中央駅に乗り入れる。停留所は、住民のニーズを踏まえたカ所に新設、コスモス館～小竹までに６ヵ所、小竹から新宮中央駅まで３カ所から４ヵ所に新設するという。ダイヤは通勤、通学の需要に対応した時間帯に設定するという。
田辺市長は「小竹地区の住民がＪＲを利用する際、古賀駅よりも新宮中央駅を利用するケースがほとんど。最寄りの新宮中央駅を結ぶルートの開設を望む声が多かった」とした上で、「住民の皆さんの声をようやく形にすることができた。このルートはピエトロさんがレストランや店舗を併設した新工場が立地するグリーンパークにも近く、市の観光振興にもつながる」と期待を寄せる。