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熊本のTooonに出資 FVP


週刊経済2024年9月25日発行号

フリーランス向け業務管理ツールを開発

㈱ふくおかFG傘下の㈱FFGベンチャービジネスパートナーズ(FVP、福岡市中央区天神2丁目、吉田泰彦社長)は運営するファンドを通じて、フリーランス向け業務管理ツールを開発するTooon㈱(トゥーン、熊本市中央区安政町、杉山裕磨社長)に出資した。
今回の第三者割当増資にはFVPのほか既存株主からの追加出資に加えて新たに複数の個人投資家・事業会社・CVCファンドが参画。今回調達した資金とネットワークにより、さらなる事業成長や協業検討によるプロダクトの価値向上を目指す。
同社は2018年8月設立。フリーランスや独立クリエイターの基幹システムを目指し、Tooonを開発。20年にベータ版、23年に正式版をリリースし、今年4月から招待制を撤廃し拡販している。デジタル名刺の作成・帳票の発行・クレジットカード決済の導入を一貫して提供でき、プロジェクトの並行管理を実施することで削減・効率化をできるのが特徴という。今年8月に登録事業者・フリーランス数が2千件を超えた。FVPでは「取引情報の透明化や業務の効率化を通し、フリーランス・独立クリエイターのビジネス活動を支える同サービスの成長に参画できることを大変嬉しく思う。杉山社長とは、FFGが18年に開催した長崎学生ビジネスプランコンテストでのご縁からご一緒させていただいている。今後、当社グループとの連携も含めて、フリーランス・クリエイターの皆様の課題解決に共に挑戦していきたいと考えている」と話している。