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売上高は7億5600万円 売れるネット広告社7月期
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週刊経済2024年9月25日発行号
25年は最終黒字化へ
ネット通販事業者向けのクラウドサービス、マーケティング支援サービスの㈱売れるネット広告社(福岡市早良区百道浜2丁目、加藤公一レオ社長CEO)の2024年7月期決算は売上高が7億5600万円、経常損益が3億1500万円だった。
前年同期は四半期財務諸表を作成していないため増減率の比較なし。一過性の費用として23年10月23日、東京証券取引所グロース市場へ上場したことに伴う上場関連費用や24年2月、㈱グルプスと㈱オリンクス製薬の株式取得関連費用が発生。上場後は㈱売れる越境EC社や㈱売れるD2C業界M&A社の2社を新設子会社として設立するなど積極的に事業拡大への礎を築いているが、主力事業であるマーケティング支援サービスにおいて一部大手クライアントの広告費用対効果が悪化したことで軟調に推移。同事業売上高は6億9357万円、損失は3億1118万円だった。一方で、㈱オリンクス製薬で開発した化粧品など販売を行うD2C(ネット通販)事業は、SNSを活用した戦略により商品の売上が堅調に推移、同事業売上高は8216万円、利益は276万円となった。
今年8月には通信機器レンタル事業の㈱JCNTの全株式を取得するなど情報通信サービス事業への進出など事業の多角化を進め、今期売上高は前期比2・1倍の16億3500万円、経常利益700万円の黒字化を見込んでいる。