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12歳のメスゾウが死亡、ゾウヘルペスウイルスの可能性 福岡市
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週刊経済2024年9月18日発行号
7月末にミャンマーから来福した4頭の1頭
福岡市は9月10日、7月末にミャンマーから来福した4頭のゾウのうち、12歳のメスゾウが死亡したと発表した。
福岡市動物園では2017年に「はな子」が亡くなって以来、ゾウ不在の状態が続いていたが、7月28日にミャンマーから4頭を受け入れ。3カ月の馴らし期間を経て一般公開する計画だった。ゾウとともにミャンマーから来福していた獣医によると、大部分のゾウが潜伏感染しているといわれる、ゾウヘルペスウイルスと思われる症状があったが、原因について現段階では特定できていないため、死因分析のため解剖を実施するという。亡くなったメスゾウは8月6日にゾウヘルペスの検査で陽性と分かり、投薬治療を経て同月21日には陰性になっていた。9月5日から足を引きずる様子が見られ、検査を実施したところ9日に再び陽性判定。抗ウイルス薬による治療を試みたが、10日11時頃亡くなった。これまでのところ、他の3頭に異常は見られていないという。