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来年3月めどに次世代営業店システムを全店導入へ 西日本シティ銀行
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週刊経済2024年9月18日発行号
伝票・帳票レスなどに対応
㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は、伝票・帳票(印鑑)レスやキャッシュレス化などに対応した次世代営業店システム「営業店スマート化ソリューション」を来年3月めどに158店舗全店に導入する。
同行では来店客の利便性向上を目的に、2021年4月から地銀共同センター参加行と㈱NTTデータとで共同し、次世代営業店システムの検討を進めてきた。今年7月の篠栗、春日原両支店での試行を踏まえ、地銀共同センター参加行のファーストユーザー行として9月9日から順次導入を開始した。導入後の営業店では、行員が寄り添いながら顧客自身がタブレットや現金入出金機を操作することで取引が完結するほか、顧客と行員との会話が増えるなど従来の営業店とは異なる新しい顧客体験を提供し、営業店の役割を事務手続きの場から「コンサルティング中心の場」へと変革する。
次世代営業店システムでは、従来の営業店事務で必要とされてきた金融専用端末をタブレットやパソコンに置き換え、「伝票・帳票(印鑑)レス」、「現金ハンドリングレス」、「勘定集計レス」を実現。来店客は伝票記入や印鑑押印などの負担軽減や事務手続きにかかる待ち時間が削減できるほか、行内においては営業店事務の効率化やコスト削減が見込める。行員は事務効率化で創出された時間を活用し、顧客ニーズの把握やソリューション提案など高付加価値業務にシフトする。