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協業で大規模賃貸住宅の再生プロジェクト始動 大英産業
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週刊経済2024年9月25日発行号
Good不動産、にしけい、西部ガスらと
地場マンションデベロッパー大手の大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)は、北九州小倉北区霧が丘3丁目の複合型大規模賃貸マンションを異業種との協業でリノベーションする事業をスタートする。
プロジェクトの対象となるのは、ファミリー向け住居と低層階の商業テナントで構成する築46年の複合型大規模マンション「霧が丘コーポラス」(住戸、店舗・事務所含む総戸数は56戸)で、老朽化不動産の再生・良質なストック化と環境保全・SDGs寄与の実現を目指す。7月にはパートナー企業である㈱Good不動産、㈱にしけい、西部ガス㈱とともに出資し設立したSPC(特別目的会社)がアースコーポレーションから物件を取得。Goodホームデザインのリノベーション工事、にしけいの建物警備、西部ガスのガス供給に加え、㈱総研がアセットマネジメント、㈱アースマネジメントが賃貸管理、大分銀行がプロジェクト融資を担当し、プロジェクトを進める。
今後は10月から12月にかけて物件をリノベーション後、来年1月にSPCから大英産業が物件を取得。資産価値を上げた状態で保有した後、再開発物件用地として自社単独、または他社パートナー企業とのJVによる再開発事業化、もしくは売却を検討するという。