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全県立高校で金融リテラシー教育を開始 福岡県
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週刊経済2024年9月11日発行号
2月末まで約300回実施予定
福岡県は今年度から、家計管理や資産形成などの「金融リテラシー」を学ぶ出前授業を全県立高校の1年生を対象に実施する。この取り組みは全国初で、2月末をめどに対象の95校、約300回の出前授業を完了する予定。
同事業は三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBCコンシューマーファイナンスと福岡銀行からなる共同事業体が主導し、各校に講師などを派遣する。8月28日には県立筑紫丘高校(福岡市南区)の1年生38人が参加する初回授業が行われ、服部誠太郎福岡県知事、寺崎雅巳県教育委員会教育長らが視察に訪れた。講師を担当した福岡銀行営業統括部の辻美彩代副調査役は生徒に向けて「将来の出費も見据えた計画的な貯蓄が大切」と伝え、授業を締めた。
授業に参加した生徒の小薗井智美さんは「これからはお小遣いを『先取り貯蓄』するなど、授業で学んだことを実践していきたい」と感想を語った。