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朝倉市に「晴れ風ACTION」寄付選定 キリンビール
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週刊経済2024年8月14・21日発行号
甘木公園の桜保全活動に
キリンビール㈱(東京都中野区、南方健志社長)は7月、今春発売した「キリンビール晴れ風」に関連する寄付活動で、福岡県朝倉市(林裕二市長)の桜保全活動への支援を決定、8月21日に贈呈式を催行する。
同社では、春の花見、夏の花火大会など季節のイベントなどでビールが消費される一方、人口減少、少子高齢化、資金不足などで、それらが減少していることとから、「キリンビール晴れ風」の売り上げの一部をその保全・継承活動に寄付する「晴れ風ACTION」を実施している。同商品350㎖1缶の販売、または専用サイトへの1アクセスにつき0・5円を同社が寄付する仕組みで、第1弾は桜の保全活動への支援。全国から応募のあった自治体で各都道府県から1団体を選定し寄付するもので、朝倉市には80万円を寄贈、今年7月から来年1月にかけ3回に分けて支払う。また同社では現在、第2弾として花火大会も対象に実施している。
朝倉市の甘木公園では、中央にある丸山池の周囲に約4千本の桜があり、開花時期にはライトアップや噴水のイルミネーションなどを施しているが、近年は枯れ枝や枯れ木が散見されることから、同市では桜の健全度調査、剪定や植樹などの継続的な保全活動に取り組む考え。