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太宰府市でユニバーサルMaaSの実証実験 ANAグループ
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週刊経済2024年8月7日発行号
太宰府市と共同で
ANAグループ(全日本空輸㈱、ANAあきんど㈱)は7月29日、太宰府市(楠田大蔵市長)とNPO法人バリアフリーネットワーク(沖縄県沖縄市、親川修理事長)と共同でユニバーサルMaaSの実証実験を開始することを発表した。
今年度の日本版MaaS推進・支援事業(観光促進型)に指定された取り組み。ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス・ユニバーサルMaaSを活用し、九州の自治体と共同プロジェクトとして進めるのは初めて。実証実験では、太宰府市内における移動課題を抽出し、ユニバーサルMaaSが提供する「ユニバーサル地図/ナビ」で観光スポットや交通機関、トイレなどのバリアフリー情報をまとめた地図サービスの提供を目指す。また、市内観光地における回遊性向上を目指し、一括してサポートする手配の有効性を検証することで、公共交通機関での移動促進を図る。実証実験で構築するシステムは、オンライン上で一般公開し、障がいの有無などを問わず、誰もが同市に観光を訪れる仕組みの構築を目指す。ANAグループでは、全日本空輸㈱が共同プロジェクトのとりまとめ、全体サービスの設計、開発を担当し、ANAあきんど㈱は地域創生事業として自治体や地域事業者との連携調整、実証実験の実働サポートを担当する。