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タイのバンコクに新会社設立 筑水キャニコム


週刊経済2024年7月31日発行号

草刈り機など販売

農機具製造、販売の㈱筑水キャニコム(うきは市吉井町、包行良光社長)は5月15日、タイのバンコクに現地法人を設立した。
ミドル層の旺盛な消費需要やシニア層の健康志向の高まりを背景に世界中から投資が集まり、約500兆円の巨大経済圏として世界から注目されている東南アジア諸国向けの販売拠点。経済成長の裏で農業分野においては慢性的な人手不足や水不足などの深刻な課題を抱えており、草刈り機「まさお」などの販売拡大を各国で目指す。
新会社は「Canycom Asia Co., Ltd.」で、資本金は200万バーツ。代表は包行社長が務める。同社では「同国ではかねてより多くの『まさお』をご使用いただいており、国内で草刈機と言えば『まさお』と呼ばれるほど浸透している。これを機にさらに販売を強化していきたい」と話している。
包行社長はうきは市出身。1980年2月18日生まれの43歳。帝京大学法学部卒。趣味はラグビー。
同社は1955年12月設立。資本金1億円。従業員数278人。2023年12月期売上高100億円。