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本社敷地内の精密機械製造工場が9月末完成 西部電機
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週刊経済2024年8月14・21日発行号
延べ床面積は1万1785㎡
搬送機械、精密機械などの製造を手掛ける西部電機㈱(古賀市駅東3丁目、税所幸一社長)は本社敷地内に建設中の精密機械製造工場が9月末に完成する。投資額は約50億円。
敷地内の第一工場の生産体制を強化するため建設したもの。精密機械を製造するためのワイヤ放電加工機の製造工場で、中国やASEANでスマートフォン、電子部品、電気自動車、半導体市場が拡大し、加工機の需要が高まっているため。敷地面積は6万9207㎡で、建築面積は6170㎡。建物は鉄骨造り3階建てで延べ床面積は第一工場の1・5倍となる1万1785㎡。1階に製造ライン、2、3階に社員食堂、トレーニングルーム、設計室、図書室を置く。生産能力は1・5倍で月間120~130台製造可能。新工場完成後の現在の工場は検討中。税所社長は「IOTやAIを搭載した製造ラインを構築し、生産効率アップに努める」と話している。
同社は1939年2月設立。資本金は26億5840万円。従業員数620人(連結)。24年3月期売上高は319億4500万円(同)。