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前年同月比27・3%増の213億1991万円 福岡市内4百貨店の5月売上高


週刊経済2024年7月17日発行号

32カ月連続のプラス

福岡市内4百貨店の5月売上高は、前年同月比27・3%増の213億1991万円で32カ月連続のプラスとなった。
日本百貨店協会が6月24日に発表した「百貨店売上高」概況によると、商品別では身のまわり品が80億5330万円(63・2%増)、雑貨が53億7658万円(24・2%増)、衣料品が39億9659万円(10・8%増)、食料品が29億4746万円(1・1%増)、家庭用品が3億1233万円(2・5%増)、食堂・喫茶が2億123万円(3・4%減)。大阪に並び引き続きインバウンドが売り上げを底上げ。ラグジュアリーブランドや高級時計などの高額品が活況だ。
また、福岡を除く九州・沖縄の百貨店(12店舗)では2・1%減の161億7329万円で2カ月連続のマイナスとなった。商品別では衣料品が48億2049万円(2・7%減)、食料品が46億7394万円(5・2%減)、雑貨が28億963万円(0・7%減)、身のまわり品が22億8309万円(0・1%増)、家庭用品が7億6728万円(7・7%増)、食堂・喫茶が4億8446万円(2・5%増)だった。
全国の売上高は14・4%増の4692億円と27カ月連続のプラスで、入店客数は2・0%増。気温の上昇や外出機会が増えたことによりサングラスや扇子などの雑貨に加え、衣料品を主力とする夏物商材が動いた。また、母の日については、昨年は感染症の影響で郵送での贈り物の需要があったことと比較すると、今年は親子で買い物をしたり、食事に出かけたりする傾向がみられた。

表はこちらから。