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物流環境大賞で特別賞 ランテック


週刊経済2024年7月10日発行号

 フェリー輸送でCO削減などが評価

冷凍、冷蔵の食品輸送などの㈱ランテック(福岡市博多区古門戸町、舛元健了社長)は6月28日、「第25回物流環境大賞」で特別賞を受賞した。2年ぶり4回目。
(一社)日本物流団体連合会が物流業界の環境保全活動の推進などを通して健全な発展に貢献した団体、企業を表彰する制度。トラックでの貨物輸送から船舶や鉄道を利用した輸送に転換するモーダルシフトを強化している中、昨年10月から新門司港~大阪南港間でフェリーを使用した輸送に取り組んでおり、切り替え前と比較してトラックの走行距離は988キロメートル減少、ドライバーは2人の省人化、二酸化炭素排出量を年間で265トン削減したことなどが評価された。特別賞は同社を含め19社受賞した。同社では「過去3回の受賞では鉄道輸送への転換や車両の大型化で配送ルート統合などを通して二酸化炭素排出量の削減が評価された。今後もモーダルシフトを促進したい」と話している。
同社は1953年7月設立。資本金5億1980万円。従業員数約3千人。2024年3月期売上高は約650億円。