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11月に持ち株会社制へ移行 グリーンクロス
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週刊経済2024年7月10日発行号
㈱グリーンクロスホールディングス設立
工事現場向け安全機材販売の㈱グリーンクロス(福岡市中央区笹丘1丁目、久保孝二社長)は、11月1日に単独株式移転で持ち株会社「㈱グリーンクロスホールディングス」を設立する。
持ち株会社制への移行で、①グループ経営機能強化による企業価値の最大化②意思決定の迅速化による競争力強化③経営資源の有効活用によるシナジー最大化④コーポレートガバナンス強化を図り、グループ経営をさらに高度化させ、持続的な成長の実現を目指す。7月25日開催予定の定時株主総会などを経た上で正式に決定する。
持ち株会社の代表取締役社長には久保社長が就任予定。グリーンクロスは株式移転で持ち株会社の完全子会社になるため、株式上場廃止となるが、持ち株会社は福岡証券取引所本則市場に上場申請する。持ち株会社設立後は、グリーンクロスの子会社などの一部を持ち株会社の子会社などとして再編する方針。株式移転で交付する新株式数は、普通株式902万5280株(予定)。久保社長は「中長期戦略として全国への出店を進めることで『総合安全産業』の立脚を目指しているが、これらは自社単独での取り組みにとどまることなく、他社との協業や提携を含めた業容拡大、事業戦略が必要であると強く認識している。M&Aや新規事業開発などのグループ経営戦略立案や各事業会社の連携強化によるシナジー創出などに取り組み、全体の企業価値を最大化していきたい」と話している。
同社は1969年創業、71年7月設立。資本金6億9726万円、96年12月福岡証券取引所上場。2024年4月期売上高は243億4800万円。従業員797人。