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売上、客単価上昇で2期ぶりに業況改善 九州・沖縄地区中小企業景況調査
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週刊経済2024年7月10日発行号
全5業種で改善
(独)中小企業基盤整備機構九州本部(福岡市博多区綱場町、井上貴本部長)が3カ月ごとに実施する九州、沖縄地区の中小企業景況調査の全産業の業況判断DI(「好転」―「悪化」/2024年4月~6月期)は、前期差4・4ポイント改善のマイナス16・7だった。
売上単価・客単価DIが、全産業で前年同期比1・1ポイント増の16・2と2期ぶりに上昇するなどもあり、2期ぶりにマイナス幅が縮小した。事業別では、卸売業が9・3ポイント改善のマイナス12・1、サービス業が7・6ポイント改善のマイナス7・1、建設業が4・1ポイント改善のマイナス7・4、小売業が2・2ポイント改善のマイナス28・8、製造業が1・3ポイント改善のマイナス24・1と、5業種全てで業況が改善した。
同調査は中小企業基本法で定義する九州、沖縄地区の中小企業を調査対象に集計(6月1日時点)しているもので、今回で176回目。2792社から回答があった。