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一般向けの位置情報サービス開始 オーセンティックジャパン
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週刊経済2024年7月3日発行号
月額980円
無線機を活用した山岳遭難サービス「ココヘリ」を展開するオーセンティックジャパン㈱(福岡市中央区赤坂1丁目、久我一総社長)は6月3日、一般向けに位置特定サービス「DRS」(ダイレクト・レスキュー・システム)を開始した。
キーホルダー型の無線機を携帯し、専用アプリと連動することで位置情報を把握できる。探索用電波、GPS、Bluetoothと3つの電波を使用することで建物内のどこにいるか分かる精度があるという。また、電波を受信するスマホが圏外であっても、探索用電波で全国39都道府県の警察、消防が導入している受信機に通信できるという。料金は月額980円(税込)で契約期間は1年。フル充電から約2週間はGPSで位置情報の送信、約2カ月間はBluetoothと探索用電波の発信が可能。本体はガラス繊維配合樹脂製ケースで堅牢性を高めている。重量45g、サイズは縦横53㎜の長方形で、厚さ15㎜。メインターゲットは小学生から高齢者まで幅広く想定しており、初年度は1万台の契約を見込んでいる。
久我社長は「建物のどこにいるのか分かる位置情報の精度の高さと、災害時でも壊れにくいタフな設計で類似品との差別化を図っている」と話している。
同社は2011年12月設立。資本金3億5830万円(資本準備金含む)。