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兵庫県の谷口製作所を子会社化 JR九州エンジニアリング


週刊経済2024年7月3日発行号

機械要素部品のメーカー

鉄道車両・機械設備の保守、鉄道車両の新製・改造などを手掛けるJR九州エンジニアリング㈱(福岡市博多区冷泉町、小林宰社長)は6月6日、各種機械部品メーカー、㈲谷口製作所(兵庫県小野市小田町、谷口誠哉社長)の全株式を取得し子会社化した。
これは建設業と製造業を成長の二本柱とした事業領域拡大を図る一環。谷口製作所は1989年12月に設立され、切削加工によって鉄道車両部品や半導体製造工場の自動搬送装置、農業機械、医療用機器などさまざまな機械装置を構成する小型の部品(機械要素部品)を製造している。特に製品の加工精度の高さや難削材(切削加工が難しい材料)にも対応できる技術力、多品種少量生産を得意とする顧客対応力などに強みを持ち、今後はグループとしてその技術領域と製品製造分野を生かした製造業の成長を目指す。なお、谷口製作所は同日付で株式会社に改組し、社長にはJR九州エンジニアリングの大坪孝一取締役常務執行役員が就任。谷口誠哉前社長は常務に就いている。