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九州・沖縄のオフピーク旅を共同で促進 東急とJR九州など交通5社
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週刊経済2024年6月19日発行号
東急の宿泊サブスクを軸に
東急㈱(東京都)と㈱ソラシドエア(宮崎市)、㈱スターフライヤー(北九州市)、九州旅客鉄道㈱(福岡市、以下JR九州)、ニッポンレンタカーサービス㈱(東京都)の交通事業者5社は、東急が運営する定額制回遊型宿泊サービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」を軸に九州・沖縄のオフピーク旅を促進する共同プロジェクトを6月4日に開始した。
東急のツギツギは全国の宿泊施設からその時々の都合や気分に合わせて好きな場所を選び、定額で宿泊可能なサブスクリプションサービス。2021年4月の始動以来、宿泊施設や周辺地域に新たな旅の需要を創出し、平日や閑散期であっても会員が全国を周遊することでオフピーク送客による宿泊施設の未稼働客室の活用促進や観光需要の平準化を後押ししてきた。今回のプロジェクトでは、ツギツギの対象宿泊施設全国210施設のうち50施設を占め、会員の要望の多い九州・沖縄において、東急が平日を中心とした送客の軸となり、ソラシドエアとスターフライヤーが長距離交通、JR九州とニッポンレンタカーが域内周遊を担って、混雑のない快適で満足度の高いオフピーク旅の需要創出や移動促進による地域活性化などを図る。
来年5月末までの期間にソラシドエアを往復利用して九州・沖縄を訪れ、ツギツギを利用して対象施設に宿泊すると、全国の対象施設で利用可能な1泊分の無料宿泊権を最大で12泊分贈呈する。また、ソラシドエア、スターフライヤー両機内限定価格で販売する「JR九州フリーきっぷ」と、ツギツギ会員に優待価格でニッポンレンタカーのサービスを提供することで、より気軽で自由な域内移動を可能とし、来訪を促しながら曜日や訪問先の分散化を促進する。