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不動産担保、融資会社を子会社化 三井松島ホールディングス
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週刊経済2024年6月19日発行号
取得額は約110億円
エネルギー、生活関連事業などの三井松島ホールディングス㈱(福岡市中央区大手門1丁目、吉岡泰士社長)は7月1日、中小企業、個人事業主向け不動産担保、融資などの㈱エム・アール・エフ(福岡市中央区渡辺通5丁目、日下部豊社長)の発行済み全株式を取得し、子会社化する。取得額は約110億円で、株式譲渡実行日は7月1日の予定。
今年度から始動した「経営戦略2024」で、当期純利益50億円を継続的に計上できる収益構造をM&Aで構築する方針の一環。同社のM&A方針である「安定収益・ニッチ市場・分かりやすい」の指標のうち、過去3年の安定した業績成長や、銀行とは異なり個人事業主に向けても融資をする事業内容などから判断し、株式を取得した。エム・アール・エフの資金調達力向上、関東圏、東日本エリアへの営業拠点拡張を支援するほか、三井松島HDグループの企業価値向上を図る。今回の取得に伴う代表者、社名、住所の変更はない。
エム・アール・エフは2012年4月設立。資本金7500万円。従業員は115人。23年3月期売上高は36億8400万円。