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販売大幅増で売上高は34・6%増の1兆5054億円 トヨタ自動車九州


週刊経済2024年6月19日発行号

ハイブリッド部品は46・4%増

トヨタ自動車九州㈱(宮若市上有木、長木哲朗社長)の2023年3月期決算は、売上高が前期比34・6%増の1兆5054億1500万円で過去最高だった。利益指標は未公開。
販売台数は前期比25%増の41万9730台と大幅に増加したことを原動力に、4期ぶり増収で過去最高業績を更新した。2022年度には、半導体をはじめとする部品供給不足により工場の稼働を停止した時期があったが、前期は生産が安定化。これに伴う「反動増」も生産台数の大幅増につながった。また、エンジンの生産数も26%増の45万9562基と好調だったほか、グループ各社に供給しているハイブリッド向け部品の生産は、46・4%増の68万6522基で過去最高を更新。電動化需要の高まりを追い風に、いずれも好調さが際立っている。