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福岡県発行のグリーンボンドに投資 正晃


週刊経済2024年6月12日発行号

ESG領域における投融資を推進

総合試薬ディーラー最大手・正晃㈱(福岡市東区松島3丁目、印正俊社長)は5月31日、福岡県が発行するグリーンボンド(福岡県令和6年度第1回公募公債)に投資した。
グリーンボンドは、環境改善効果等を有する事業に限定して資金を調達するために発行する債券。同社は地域・社会や環境との共生、経済・企業との安定的な成長共有の観点から、本債券をはじめとしたESG領域における投融資を進めており、今年1月には福岡市グリーンボンドにも投資した。
福岡県グリーンボンドはムーディーズ・ジャパンから国債と同格の「A1(安定的)」の格付けを取得しており、発行額は200億円。年限は10年(満期一括償還)。充当予定事業はグリーンビルディング(県有施設のZEB化)や再生可能エネルギー(太陽光パネルの設置)、省エネルギー(県有施設のLED照明更新)、県有施設の緑化、漁場整備、電動車用充電設備の設置、気候変動への適応(水害対策・土砂災害対策・高潮高波対策)など。