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苅田港の港湾計画改定へ 長期構想検討委員会を発足 福岡県
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週刊経済2024年6月12日発行号
年度内に構想をとりまとめ
福岡県(服部誠太郎知事)は、京都郡苅田町にある重要港湾・苅田港の港湾計画改定に向け、長期構想検討委員会を発足した。
同港には、臨海部に九州電力㈱やUBE三菱セメント㈱、日産自動車九州㈱、トヨタ自動車九州㈱などの企業が立地しているほか、県が臨海産業団地として造成した新松山臨海工業団地にユニ・チャームプロダクツ㈱やバイオマス発電所などが進出しているほか、国により同港新松山地区では国が整備する水深13メートル完璧が22年12月に暫定供用、昨年度からは隣接する岸壁(水深12メートル)の整備が進んでいる。その一方で、1997年以降、大規模な港湾計画の改定が行われなかったことから、今年度、国や県、港湾関係者、学識経験者などで構成する苅田港長期構想検討員会を発足させ、計画改定に向けた準備を進める。同委員会では、おおむね20年~30年先の将来像についての議論が行われ、年度内に長期構想が取りまとめられる。すでに5月22日には第1回の委員会が開かれ、委員長の選任や現状の説明報告などが行われた。