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売上高は1・9%減の1133億6600万円 OCHIHD3月期


週刊経済2024年6月12日発行号

経常は22・7%減

建築資材、住宅設備機器卸のOCHIホールディングス㈱(福岡市中央区那の津3丁目、越智通広社長)の2024年3月期連結決算は、売上高が前期比1・9%減の1133億6600万円、経常利益は22・7%減の27億3100万円で減収減益となった。
建築資材や住設機器の値上がりなど住宅建築価格の上昇、物価高による住宅取得に対する消費者マインドの低下で、新設住宅着工戸数が前期比7%減の80万戸だったことや、メインターゲットである持家や分譲戸建て住宅の着工戸数が前期比10%減となったことなどが背景にあり、建材事業が落ち込んだことが要因。売上高の減少に加え、販管費の増加に伴い、営業利益は26・8%減の21億5500万円、当期純利益は15・7%減の20億9300万円となった。
今期は売上高が前期比10・3%増の1250億円、営業利益が29・9%増の28億円、経常利益は24・5%増の34億円、当期純利益は0・3%増の21億円を見込んでいる。