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不動産の資料作成・顧客マッチングシステムを開発 オー・エイチ・アイ


週刊経済2024年6月5日発行号

ユニゾンシステムと共同で

プロパティマネジメントなど、不動産事業を展開する㈱オー・エイチ・アイ(福岡市中央区天神4丁目、井川英治社長)は、不動産情報資料作成・顧客マッチングシステムを開発、4月に導入した。
放送事業向けシステム開発などを手掛ける㈱ユニゾンシステムズ(同区荒戸2丁目、今村勉也社長)との共同開発で、名称は「Brokerage Supporter」。多くの不動産情報を効率的にデータ化し、提案資料に変換する機能が特長で、業界標準のない物件資料を従来は手作業に近い形で営業担当者ごとにデータ化して蓄積していたが、新システムではユニゾンシステムズのAI/OCR技術を活用して、どのようなスタイルの物件資料も規定のフォーマットに自動でデータ化できるようになった。一方で顧客情報も一元化することで、売り物件情報と物件購入希望の顧客とのマッチングを精度・スピードとも飛躍的に向上させた。同社では、情報量の向上による取引拡大、より早く新鮮な情報提供による顧客満足度向上、広域での業界パートナーと連携した情報共有やサービス提供の拡充などを期待しているという。