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売上高は1・9%増の471億6700万円 サニックス3月期
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週刊経済2024年6月5日発行号
売電単価上昇で利益は倍増
環境衛生業㈱サニックス(福岡市博多区博多駅東2丁目、宗政寛社長)の3月期連結決算は、売上高が前期比1・9%増の471億6700万円、経常利益は約2・2倍の34億6600万円で増収増益だった。
新電力部門の売上高は事業縮小でほぼ半減となったが、環境資源開発事業部門の発電売り上げが売電契約単価上昇で増収を確保、利益は全事業領域で前期を上回り、特に売電単価上昇が寄与して大幅増益。営業利益は約2・1倍の37億4400万円、当期純利益は約2倍の26億9700万円となった。
事業部門別の売上高を見ると、「住環境領域」ではHS(ホーム・サニテーション)事業部門が3・6%増の118億5700万円、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門が4・9%増の27億万円、戸建住宅向け太陽光販売のSE(ソーラー・エンジニアリング)事業部門が26・6%減の12億6700万円。「エネルギー領域」のPV事業部門は14・7%増98億9300万円、新電力事業部門は51・7%減の25億9800万円。「資源循環領域」の環境資源開発事業部門は14・3%増の188億8600万円だった。
今期、住環境領域では営業力と顧客基盤を生かした既存事業の拡大で増収増益、資源循環領域では苫小牧発電所の売電単価低下で減収減益を見込んでおり、通期の連結予想は売上高が2・0%減の462億4600万円、営業利益は54・2%減の17億1500万円、経常利益は58・4%減の14億4000万円、当期純利益は59・4%減の10億9300万円となっている。