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15期連続の増収増益で過去最高を更新 グリーンクロス4月期


週刊経済2024年6月26日発行号

売上高は8・1%増の243億4800万円

工事現場向け安全機材販売の㈱グリーンクロス(福岡市中央区笹丘1丁目、久保孝二社長)の2024年4月期連結決算は、売上高が前期比8・1%増の243億4800万円、経常利益は8・8%増の16億4900万円だった。15期連続の増収増益で売上高、経常利益共に過去最高を更新した。
工事用安全用品レンタルが前年比14・4%増と大きく伸長したほか、安全機材用品販売が8・2%増、サインメディアが2・6%増と全部門で増加。利益面では、販管費などのコストアップ要因はあったものの、増収効果で吸収し増益となった。増益となった。営業利益は10・1%増の16億4800万円、当期純利益は8・2%増の11億3800万円。また、期末配当予想を修正し、普通配当33円に1株当たり2円を加えた合計35円とし、11年連続の増配となった。
商品別の売上高は、安全機材用品の工事標示板・標識が前年比4・0%増の16億9566万3千円、仮設防護柵が2・2%増の9億6297万7千円、保安灯・警告灯が4・8%増の5億1394万1千円、防災用品・環境整備用品が2・5%増の26億777万8千円、その他商品が15・2%増の47億1121万1千円で、安全機材用品全体では8・2%増の104億9157万2千円。グリーンレンタルは14・4%増の69億229万円、サインメディアは2・6%増の69億5417万1千円だった。
今期は売上高が前期比8・0%増の263億200万円、営業利益が4・8%増の17億2700万円、経常利益が5・2%増の17億3500万円、当期純利益が1・7%増の11億5800万円で、16期連続の増収増益を見込んでいる。
久保社長は「エリアとしては関東、関西地区が特に好調。期中に2社をM&Aし、グループ11社体制になった。グループ経営機能強化による企業価値の最大化を目指し、11月には持ち株会社制に移行する」と話している。