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経常利益は13%増の569億円 ふくおかFG3月期


週刊経済2024年5月29日発行号

当期純利益は96%増

㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、五島久社長)の2024年3月期連結決算は、売上高に相当する経常収益が前年比22・2%増の4047億4300万円、経常利益は13・8%増の569億3700万円の増収増益となった。(昨年10月に経営統合した福岡中央銀行の決算は下半期の業績のみFFG連結決算に反映)。
半導体関連を中心とした取引先企業で設備投資の資金需要が高まり、貸出金が増えたほか、「投信のパレット」をはじめとする投資信託投資信託などの手数料収入が伸長した。本業のもうけを示すFFG連結のコア業務純益は前年比7・4%増の1004億4500万円と過去最高を更新。当期純利益は福岡中央銀行の経営統合で生じた「負ののれん」発生益214億9600万円を計上したことで、96・4%増の611億7800万円となった。増益は2期ぶり。
今期の経常利益は前年同期比74・8%増の995億円、当期純利益は12・0%増の685億円を見込んでいる。