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創業130周年事業として食品分野の研究を助成 久原本家グループ本社


週刊経済2024年5月22日発行号

50~300万円を5件程度

だし・調味料を中心とした総合食品メーカーの㈱久原本家グループ本社(糟屋郡久山町、河邉哲司社長)は、日本国内の研究機関に所属する研究者の個人もしくはグループを対象に、食文化や水産資源等に関する研究を対象とした研究助成「「久原イノベーションサポートプログラム」の公募を始めた。募集期間は7月5日まで。
創業130周年の記念事業の一環で、日本の食文化の魅力を深掘りし、未来へ伝えることを目的に基礎研究から応用研究まで、生命科学や社会科学など分野を超えた幅広い研究を支援するもの。応募資格は日本国内の大学その他の研究機関に所属する研究者の個人もしくはグループで、申請研究について他の助成・資金を受けていないこと。研究分野は食品のおいしさに関する研究、加工技術に関する研究、農水資源活用に関する研究、日本の食分野に関する研究など。助成金額は1件あたり50~300万円。助成件数は5件程度。同社では「資金面だけでなく、学術的な知見と食品会社としての当グループの技術と結びつけることでイノベーションの促進を図りたい」としている。