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売上高は8・5%増の253億5100万円 ダイショー3月期


週刊経済2024年5月22日発行号

「名店監修」シリーズ好調

大手調味料メーカー㈱ダイショー(福岡市東区松田1丁目、阿部孝 博社長)の24年3月期連結決算は、売上高が前年比8・5%増の253億5100万円、経常利益が同81・0%増の9億100万円で増収増益となった。
小売り向けでは、家庭やアウトドア市場を狙った焼肉のたれ類の販促が奏功したほか、「名店監修すみれ味噌仕立て油そばの素」や「名店監修鍋スープ天下一品京都鶏白湯味」など、有名飲食店とコラボした「名店監修」シリーズの伸長が貢献し、22期連続の増収となった。また増収基調に加え価格改定の効果で収益力が改善したこともあり、営業利益は83・6%増の8億9000万円、純利益が92・7%増の5億9900万円とともに大幅増益となった。
今期は売上高が262億円(3・3%増)、営業利益が7億4000万円(16・9%減)、経常利益が7億3000万円(19%減)、当期純利益が4億6000万円(23・2%減)の増収減益を見込んでいる。