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貯水率回復で渇水対策本部を解散 福岡地区水道企業団
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週刊経済2024年5月8日発行号
約30%から急回復で70%超に
福岡都市圏に水道用水を供給する福岡地区水道企業団(福岡市南区清水)は4月24日、筑後川水系ダムの貯水率回復を受けて、2月に設置していた「渇水対策本部」を解散した。
今年2月までは、月間の降水量が6カ月連続で平均を下回るなど、筑後川流域で異常少雨が続いており、2月16日に渇水対策本部を設置。24年ぶりに筑後川からの取水制限に踏み切るなど、対策を講じてきた。筑後川水系ダムの貯水率は、2月19日には30・7%まで低下したが、2月下旬以降になると集中的な降雨が続き、4月23日時点で72・5%まで急回復。これに伴い渇水対策本部の解散を決めた。
今回の対策本部の設置日数は68日。前回(2019年6月)は35日、前々回(2010年12月)は176日だった。