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5月23日に北九州市で総合防災訓練 NTTドコモ九州支社


週刊経済2024年5月1日発行号

地震により関門エリアの交通遮断を想定

㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、根本浩二執行役員支社長)は5月23日、関門海峡ミュージアム横芝生広場(北九州市門司区)で総合防災訓練を実施する。
昨今頻発する地震に対する災害対応を強化し、防災に関する指定公共機関として災害対策基本法第48条に基づいて実施するもので、参加者数は約4百人(来賓者約3百人、ドコモグループ約百人)を予定している。当日は「直下型地震」により関門橋と関門トンネルが交通遮断となった場合を想定し、NTTドコモ中国支社・四国支社のほか、災害時の協定を締結している関係機関(海上保安庁、赤十字飛行隊熊本支隊、佐川急便など)と合同で山口県下関市(岬之町エリア)から北九州市(門司エリア)へ物資を輸送する。さらに伝送路の応急復旧や可搬型基地局および移動基地局車によるエリア救済、船上基地局の設営、避難所への無料充電サービス、Wi-Fi、スターリンク設置なども訓練する。
今年1月に発生した令和6年能登半島地震において、ドコモは全国からの支援体制を整え、復旧作業や避難所支援などを実施した。九州支社においても、過去の災害の復旧活動や訓練経験を生かし、船上基地局や物品支援などの広域支援をした。