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福岡BPOセンター拡張、200人採用へ トランスコスモス


週刊経済2024年4月24日発行号

新ビルに約1千㎡のオフィス

多様なBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)事業を展開するトランスコスモス㈱(東京都豊島区)は3月、建設業に特化した業務を担う「BPOセンター福岡呉服町」のオフィスをほぼ倍の規模に拡張。新たに200人の雇用を目指す計画を打ち出した。
2020年に開設したBPOセンター福岡呉服町は、建設業に特化したBPO案件を扱う「アーバンソリューションサービス」の拠点で、建設DXの導入・運用支援を軸に、ゼネコン関連の業務が中心を占める。今回、福岡で拡張を決めた理由として、「2024年問題」を背景に高まる建設業界のDX・BPO需要の高まりを挙げており、人員をほぼ倍増して高まる需要に対応する。
拠点拡張の概要は、現事務所の隣地で竣工したばかりのオフィスビル、「博多FDビジネスセンター」に約1千㎡のオフィスを確保。旧事務所と合わせた延床面積は2349㎡となった。席数は217席分増加して約480席となり、今後2年程で200人の雇用を目指していく。
アーバンソリューションサービス本部の梶浦正人本部長は「福岡市は全国的にも数少ない、人口が伸び続けて若者が多い都市で、特に理工系人材が豊富という特徴を持つ。新卒採用はもちろん、UIJターンを希望する建設業界経験者なども、積極的に中途採用していきたい」と意欲を見せている。