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第3者割当増資で16・4億円を調達 EVモーターズ・ジャパン


週刊経済2024年4月17日発行号

工場2期工事の資金などに充当

バスやトラックなど商用電気自動車の開発、製造、販売に携わる㈱EVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区白山1丁目、佐藤裕之社長)は3月29日までに、第3者割当増資による16億4千万円の資金調達を実施したと発表した。今回の増資で資金調達の総額は約63億6千万円になった。
調達した資金は商用EV最終組み立て工場の2期工事資金や、車両の仕入れ資金、試作車両とデモ車開発の研究費、組織体制の強化などに充当する。㈱アイティーファーム(東京都新宿区、黒崎守峰社長)、IMM Investment Japan㈱(東京都港区、中村智広社長)、インキュベイトファンド㈱(東京都港区、和田圭祐代表パートナー)、㈱壮栄(北九州市若松区、梶原滋幸社長)の4社が追加出資し、㈱玄海(北九州市若松区、梶原康弘社長)、コスモ石油マーケティング㈱(東京都港区、森山幸二社長)、㈱戸畑製作所(北九州市小倉南区、松本敏治社長)の3社が新規で出資した。同社では「商用EV量産体制の構築とさらなる車両ラインナップの拡充を図り、環境エネルギーの浸透とゼロエミッション社会の実現にまい進したい」と話している。