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サーモデバイス事業の久山工場を売却  昭和鉄工    譲渡益は約9億円


 熱源機器、空調関連機器メーカーの昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)は4月8日、糟屋郡久山町の工場を売却する。概算譲渡益は9億円。
 同工場のサーモデバイス事業を昨年10月に韓国の合弁会社に生産移管しており、遊休資産となっていたため売却を決めた。譲渡先や売却額は非公表。同事業の技術部門は、すでに同郡宇美町の工場に集約しており、2月6日に取締役会で決議した。契約締結は3月8日、譲渡日が4月8日の予定。概算譲渡益9億円は、2014年3月期決算の特別利益として計上する。同社では「財務体質改善を図る上でも遊休資産の売却が最善だと判断した」と話している。