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1月末時点の大学等新卒者内定率は83・7% 福岡労働局


週刊経済2024年3月19日発行号

調査開始以来過去最高

福岡労働局が3月1日に発表した、春に県内の中学・高校・大学等を卒業する生徒・学生を対象とする求人・求職等状況(1月末現在)によると、大学等新卒者数の就職内定率は前年同月比1・5ポイント増の83・7%で、1994年度の調査開始以来過去最高となった。
事業者から大学等への推薦依頼数は累計97万4475件で、前年同月比31・3%増。求職者数は同1・8%減の2万1963人、就職内定者数は微減の1万8392人となった。高校新卒者の内定率は前年同月比0・2ポイント増の91・2%で、1987年以来過去10番目。求職者数は5474人(同2・3%増)、内定者数は4995人(同2・6%増)となった。福岡労働局では「新卒採用全体が売り手市場の中、県内のハローワークで受理した高卒者向けの求人数は1月末時点で1万9869人となっており、2022年度の1万7837件をすでに上回っている。企業が新たに高卒採用を始めたり、採用の枠を拡大していることも、高卒で就職希望者が増える後押しになっている」と話している。