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四川飯店 博多をリニューアルオープン 東京の民権企業


週刊経済2024年3月19日発行号

限定メニューも提供開始

四川料理店「四川飯店」を運営する民権企業㈱(東京都千代田区、陳建太郎社長)は3月2日、JR博多シティ10階の「四川飯店 博多」をリニューアルオープンした。
リニューアルを機に店舗の間口を広げ、店外から見ても開放感のある外観にしたほか、店舗内の床には濃淡色を配したことで洗練された空間づくりに取り組んだ。また、2011年に博多店を開店以降、陳社長をはじめ同社スタッフが培ってきた九州の生産者とのつながりを生かそうと、九州エリアの食材を使った博多店限定メニューの提供を開始。限定メニューは、九州産の和牛ロースを使ったチンジャオロースーや博多の地鶏を使った甘酢唐辛子炒め、糸島産野菜の漬物ほか福岡の地酒や九州各地のクラフトビールを揃えた。11品のコース料理(税込8800円)の一部、そして一品料理としても提供している。席数は74席でうち個室2室。営業時間はランチが午前11時~午後3時、ディナーが午後5時~午後9時半まで。陳社長は「先代の創業時から続く〝料理は愛情〟をモットーに、幅広い世代に来店いただける店舗づくりにまい進していきたい」と話している。
陳社長は東京都出身。1979年生まれ。玉川大学卒。2002年に赤坂の四川飯店に入社。父親で故・陳建一氏に師事し、中国の四川大学の留学やオーナーシェフを経て、15年に3代目社長就任。