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3月期の業績予想、期末配当予想を上方修正 九州リースサービス


週刊経済2024年2月20日発行号

堅調な環境関連ビジネスや旺盛な設備投資需要などで

総合金融サービスを展開する㈱九州リースサービス(福岡市博多区博多駅前4丁目、礒山誠二社長)は、昨年5月に公表した2024年3月期連結決算の業績予想および期末配当予想を上方修正した。
修正後の数字(修正前)は、売上高が330億円(320億円)、経常利益が45億円(40億円)、親会社株主に帰属する当期純利益が30億円(26億円)など。主な要因として中期経営計画「共創2024 ~ Challenge for the Future ~」が最終年度を迎え、その基本戦略である環境関連ビジネスに関する営業資産の積み上げや新規顧客開拓が堅調に推移。また、半導体関連産業の集積が進む熊本エリアを中心に、九州全域に波及している旺盛な設備投資や不動産関連需要を背景に、産業工作機械や土木建設機械のリース、物流倉庫やオフィスなどの建物リースの取り扱いが伸長している。さらに連結子会社における不動産関連収益の獲得や足許の信用コストも低位に推移していることなどから通期連結業績予想を上方修正した。
期末配当についても、内部留保の充実による財務体質の強化を図りつつ安定的な配当の実施を基本方針としており、通期連結業績予想の修正を踏まえて直近の配当予想から4円50銭増配し、1株当たり17円50銭とすることにした。これにより、中間配当金の12円50銭と合わせた当期の年間配当金は1株当たり30円で、5期連続の増配の見込みとなった。