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大分県国東市のオリーブ農園を倍増へ キュウセツAQUA


週刊経済2024年2月06日発行号

26年に国内最大の38ha

上下水道施設の維持管理やオリーブの生産加工・販売を手がけるキュウセツAQUA㈱(福岡市博多区博多駅東1丁目、大野征博社長)は、自社農園・国東クリーブガーデン(大分県国東市)を2倍に拡張する造成工事を進めている。26年までに38ヘクタールに拡張予定。
観光農園の機能向上が目的。現在は約19ヘクタールの農園(東京ドーム4個分程度)でイタリア原産の品種を中心に約4千本を生育中。これまで取り組んできた農園や敷地内の工場見学の受け入れほか、拡張後には敷地内の工場で搾油を使用した食用のオリーブオイルや化粧品を体験できる観光スポットの構想がある。
同社は1965年7月設立。資本金5千万円。従業員700人。九州や中国・四国地方の15自治体から受託した上下水道施設の維持管理を手掛けるほか、16年からは大分県国東市の要請でオリーブ事業に参入している。23年3月期売上高は約60億円。