初のオープンイノベーションプログラムを始動　テレビ西日本

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週刊経済2024年1月23日発行号

スタートアップ企業などを対象に

㈱テレビ西日本（福岡市早良区百道浜２丁目、河野雄一社長）は１月１０日、オープンイノベーションプログラムを開始した。
スタートアップ企業や事業会社などを対象に優れた事業アイデアを募集し、新たな事業を共創していくもので、名称は「Ｐｉｔ＠ｔ２０２４（ピタットニーゼロニーヨン）」。今回が初開催となり、募集テーマは子育てや観光などの「地域の魅力創出」、Ｗｅｂ３やＮＦＴなどの「ミライメディア」、ＳＤＧｓやアップサイクルなどの「ソーシャルインパクトの創出」。一次選考で書類審査を実施し、通過者を対象に４月上旬以降にブラッシュアップ期間を設け、オンラインミーティングなどで個別相談を受ける。その後、４月下旬の最終選考会で応募者による短時間のプレゼンテーションを実施し、最優秀賞を決定する。発表者と選考委員と関係者のみのクローズドで実施し、関係者には同プログラムのサポーター企業や後援団体が参加する可能性がある。最優秀賞団体には賞金３０万円を授与し、一次選考を通過した提案内容を含め同社の特別番組内で紹介予定。プログラム終了後、協業に向けた具体的な検討に入り、事業提携や出資支援などを想定している。応募期間は２月２９日までで、エントリー資格はスタートアップ企業、事業会社、各種団体、大学で、個人からの応募は受け付けない。まずはプログラム特設サイトへのエントリーが必要となる。同社では「テクノロジーの進化により生活や働き方が大きく変わろうとする中、ローカル放送局に今何ができるのか、共同事業を通じて新たな価値の創造にチャレンジしていきたい」と話している。