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売上高8・3%増の180億1千万円 岩田屋三越中間期


週刊経済2023年12月26日発行号

利益は2倍増

㈱岩田屋三越(福岡市中央区天神、左中樹太郎社長)の2023年3月期中間決算は売上高が前期比8・3%増の180億1000万円、経常利益は2・5倍の20億4400万円で増収増益だった。純利益は75・9%増の13億7100万円。
前期に続いて時計や宝飾品、高級ブランドに加えて、化粧品や食品など幅広いアイテムが好調だった。またデジタル化を中心とした販管費の抑制、業務の内製化など収支構造改革が順調に進んだことで営業利益は2・5倍の20億5000万円。
今年11月に岩田屋本館地下1階食品フロアに九州初の紀ノ国屋をオープンさせるなど好調カテゴリである食品の充実やマーケティング施策など流通総額拡大に向けた取り組みを強化し、通期売上高は4・4%増の376億9100万円、経常利益は27%増の36億4000万円で増収増益を見込む。左中社長は「今期は3カ年中期計画2期目の中盤。ようやく成果が見えてきたといった印象で、この数字に満足することなく常に緊張感をもって目標達成に向かう」と話している。